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食中毒とは

食中毒とは、食中毒の原因となる細菌やウイルスが付着した食品や有害・有毒な物質が含まれた食品を食べることによって起こる健康被害をいいます。

多くの場合、嘔吐、腹痛、下痢などの急性の胃腸障害を起こします。
食中毒は原因物質によって、微生物(細菌、ウイルスなど)によるもの、化学物質によるもの、自然毒によるもの及びその他に大別されます。
ほとんどは症状が軽くてすみますが、なかにはO-157や、ふぐ毒のように死に至ることもあります。特に、体の抵抗力の弱い子どもやお年よりで重症化する傾向があります。

食中毒が発生するのは、7月から9月にかけての3ヶ月間が最も多く、年間発生件数の半数以上がこの期間に集中しています。
温度や湿度が細菌の増殖に適しているためと考えられています。

平成9年にノロウイルスやその他のウイルスが食中毒の病因物質に追加されました。さらに、平成11年には従来、感染症として取扱われていた赤痢やコレラなどが食中毒の病因物質に追加されました。このため、病因物質の種別にかかわらず飲食に起因する健康障害は食中毒として取扱われることとなりました。
 食中毒の場合、通常、人から人へ感染することはありませんが、腸管出血性大腸菌O157、ノロウイルス、赤痢菌などは感染力が強く、人から人へ感染することがあります。
posted by 鯉丸 at 21:08 | 食中毒とは

最近の食中毒事情

■食習慣の変化による食中毒

 厚生労働省の統計によると、毎年3万人前後は患者が発生
 し、一向に減少する様子がない食中毒。

 しかし、その中身は時代とともに変化しています。
 例えば、原因菌の種類を見ると、かつては腸炎ビブリオ、
 ブドウ球菌、サルモネラ属菌が三大食中毒として挙げられ
 ていましたが、十年ほど前から、その割合は変わってきて
 います。
 
 というのも、かつて日本人はたんぱく源の多くを魚介類に
 求めていたため、上記三大食中毒の中でも、魚介類と密接
 に関わる腸炎ビブリオによる食中毒が圧倒的でした。
 
 しかし、近年の食生活の欧米化で、若者を中心に魚離れが
 進み、乳・肉・卵類を食材とする料理や洋菓子が好まれる
 ようになっています。

 それにともない、食中毒の原因菌の中でも、サルモネラ属
 菌やウェルシュ菌、カンピロバクター菌等、牛、豚、鶏な
 ど、家畜・家禽類の腸管に由来する菌が増加しており、
 食中毒の原因菌と食生活との間に密接な関係があることを
 示しています。

 食中毒とは食習慣を映す鏡とも言えるのです。


■食中毒は夏以外も注意

 常識的に「暑い夏は食中毒の季節」と誰もが思っているで
 しょう。
 今でも、間違いというわけではありませんが、かつて夏し
 か起きなかった種類の食中毒が冬でも横行するようになっ
 てきています。

 これは家屋の密閉性向上、暖房完備といった住環境の向上
 で、一年中室内の温度が一定以上に保たれるようになった
 こと、冷蔵庫への過信、輸入食材の増加で季節に関わりな
 く食材が流通するようになったことなどが原因として考え
 られます。

 たとえ冬でも食中毒への警戒を忘れてはいけないのです。


■食料輸入大国・日本

 今や食材の半分以上を海外からの輸入に頼っている日本。
 冷凍、冷蔵の技術の進歩がこれにますます拍車をかけてい
 ます。
 食材を輸入に頼る以上、食中毒の危険性もその分高くなる
 ことを考慮しなくてはなりません。

 これは、魚介類のみの話ではなく、食肉の国際流通が増大
 し、輸入食肉や卵から新しい型のサルモネラ食中毒が急速
 に広まるというケースも見られることからも分かるように
 食材全般に言えることです。

 食材の流通が地球規模になり、食卓が豊かになるというこ
 とは、食中毒の脅威も地球規模になるということです。
 
 食材の取り扱いにはこれまで以上に注意が必要になってき
 ています。


■広域集団発生の増加

 かつては、ほとんど一つの集団に限られ、一ヶ所での集団
 発生だった食中毒。

 しかし近年は、給食等業者の規模の拡大による食数の増加
 や、食材を扱う業者の販売量や販売地域の拡大など、食品
 流通の規模拡大・広域化に伴い、特定の食品食材によって
 ある期間、広範囲に、大規模発生が起こっているのが目立
 っています。


posted by 鯉丸 at 21:12 | 最近の食中毒事情

食中毒の原因

■細菌によるもの
  1.感染型
   @サルモネラ菌
     【原因食品例】
       生肉、生レバー、食肉加工品、野菜サラダ、
       自家製マヨネーズ、生ケーキ、うなぎ、
       スッポンなど
     【細菌所在】
       動物のふん便、獣肉、鳥肉、鶏肉など
     【細菌の性質】
       加熱に弱い。低温では発育しない。
       (低温や乾燥状態に強い。)
       菌数が比較的少ない量でも感染する。

   A腸炎ビブリオ
     【原因食品例】
       近海の魚介類、あかがい、あおやぎなど
       魚介類調理後の包丁、まな板など
     【細菌所在】
       海水、魚介類など
       (特に夏汚染されていることが多い)
     【細菌の性質】
       塩分(約3%)を好む。真水に弱い。
       加熱に弱い。低温で発育しない。

   Bカンビロバクター
     【原因食品例】
       生肉(鳥肉など)、サラダ(二次汚染)など
     【細菌所在】
       動物、鳥、水など
     【細菌の性質】
       酸素の少ない(微好気性)空気中でよく発育する。
       加熱に弱い。菌数が少量でも感染する。
       低温保管でも長期間生存。

   Cエルシニア菌
     【原因食品例】
       牛乳、乳製品、食肉など冷蔵品
     【細菌所在】
       野生動物や家畜の糞など
     【細菌の性質】
       5℃以下でも発育する低温細菌で、
       冷蔵庫内の食品中でも増殖する。
       75℃1分間の加熱で死滅する。

  2.毒素型
   @黄色ブドウ球菌
     【原因食品例】
       おにぎり、弁当、菓子、煮豆など
     【細菌所在】
       化膿傷、鼻腔など
     【細菌の性質】
       食品中で熱に強い毒素を作る。
       低温では発育しない。

   Aボツリヌス菌
     【原因食品例】
       缶詰・びん詰め食品、いずし(魚肉発酵食品)など
     【細菌所在】
       土、河川、泥砂など自然界に広く分布
     【細菌の性質】
       空気(酸素)を嫌う。
       熱や消毒薬に抵抗性の強い芽胞をつくる。

  3.その他
   @病原性大腸菌(O-157など)
     【原因食品例】
       生レバー、ハンバーグ(アメリカ)、生サラダ、水など
     【細菌所在】
       家畜のふん便など
     【細菌の性質】
       加熱に弱い。低温で発育しない。
       水中でも10日間前後生存。
       菌数はわずかでも発病する(感染力が強い)。
       ベロ毒素という毒素をつくるので若年齢層の
       子供などは重症化しやすい。

   Aウェルシュ菌
     【原因食品例】
       煮物、ローストビーフ、カレーなど大量調理したもの
     【細菌所在】
       動物のふん便など
     【細菌の性質】
       空気(酸素)を嫌う。酸素のない状態では増える。
       熱に強い細菌(芽胞菌)である。毒素を作る。


■ウイルスによるもの
 @ノロウイルス
   【原因食品例】
     生かきなどの食品、水など
   【細菌所在】
     貝、河川水、海水など
   【細菌の性質】
     冬期に発生することが多い(11月から3月)

 AA型肝炎ウイルス
   【原因食品例】
     水、野菜、魚介類など
   【細菌所在】
     
   【細菌の性質】
     感染力が強く集団発生することがある。

■自然毒によるもの
  1.植物性自然毒
   @毒キノコ
     ツキヨタケ、カキシメジ、クサウラベニタケ、
     ニガクリタケ、ドクツルタケ、シロタマゴテングタケ
     ドクツルタケ・シロタマゴテングタケは猛毒で死亡する
     例もあるので要注意です。

   Aジャガイモの芽
     ジャガイモはソラニンやチャコニン(カコニン)など
     の有毒なアルカロイド配糖体を含みます。
     これらはジャガイモ全体に含まれるが、特に皮層や芽
     に多く含まれます。

   Bチョウセンアサガオ、エンゼルトランペット、
    トリカブト、ヤマゴボウ、バイケイソウ

    猛毒のアルカロイドを含有:大量摂取で呼吸停止

   C青梅、アンズなどの種子
     青酸(シアン)配糖体:体内呼吸を止め死に至る

   Dカビ
     ヒトの食生活に関係するカビ毒は20種類以上に及び、
     その中でもアフラトキシンは強い急性毒性(脳、
     肝臓、腎臓などに強い変性をおこす)
     を示すとともに、慢性毒性(強い発がん性)を
     有しています。

  2.動物性自然毒
   @フグ毒
     テトロドトキシンと呼ばれ、青酸カリの1,000倍の
     毒力を持っています。
     テトロドトキシンは熱や酸に強く、煮炊きした程度
     では分解しません。
     フグの種類や季節によってテトロドトキシンを含む
     部位や毒の強さは異なります。

   A貝毒
     麻酔性貝毒
      二枚貝のホタテガイ、ムラサキガイ、アカザラ、
アサリ、ヒラオウギ、マガキ等。

     下痢性貝毒
      ムラサキイガイ、ホタテガイ、コマタガイ等。

     神経性毒貝
      赤潮汚染によるカキが毒化(日本に発症例がない)

     記憶喪失性貝毒
      日本での発症例は無いが、原因物質ドウモイ酸を
      産生すると言われている赤潮は見られる。

     アサリ毒
      アサリ、カキ、カガミガイ等
(春先に特定の地域で毒化)


■化学毒によるもの
 @農薬など
   洗剤や農薬等が混入した食品を摂取したことによる食中毒

 Aヒ素・銅・鉛・錫など
   金属の器具や容器から溶出したスズや銅を摂取した
   ことによる食中毒。
   ヒスタミンを多く蓄積した食品を摂取したことによるアレ
   ルギー様の食中毒。


posted by 鯉丸 at 10:33 | 食中毒の原因

食中毒の症状

■細菌によるもの
  1.感染型
   a.サルモネラ菌
     潜伏時間は約5時間から72時間(平均12時間)で、
     水様性下痢・腹痛・発熱(38℃〜40℃) が主症状です。
     嘔吐・頭痛・脱力感・倦怠感を起こすこともあります。

   b.腸炎ビブリオ
     潜伏時間は約10時間〜24時間(短い場合で2〜3
     時間)で、激しい腹痛、下痢などが主症状で、発熱・
     はき気・おう吐を起こす場合もあります。

   c.カンビロバクター
     潜伏期間は1〜7日(平均2〜3日)と長いことが特徴
     です。
     主な症状は、下痢、腹痛及び発熱で、他に倦怠感、頭痛
     、めまい、筋肉痛等が起こることがあります。
     初期症状は、風邪と間違われることもあります。

   d.エルシニア菌
     潜伏期間は2〜5日と長く、摂取した菌の量や感染者の
     年齢によって、症状は異なりますが、感染すると虫垂炎
     のような猛烈な腹痛におそわれることもあります。
     その他、発熱、下痢、おう吐等の症状を引き起こします。

  2.毒素型
   a.黄色ブドウ球菌
     潜伏時間は1〜5時間(平均3時間)と他の食中毒菌に
     比べて短く、激しい嘔吐・腹痛が主症状で下痢を伴う
     こともあります。発熱は少ないようです。

   b.ボツリヌス菌
     潜伏時間は8時間〜36時間で、吐き気、嘔吐など
     が起こります。
     症状が進むと視力障害、言語障害、えん下困難(食品
     を飲み込みづらくなる)などの神経症状が現れ、
     重症例では呼吸困難により死亡します。

  3.その他
   a.病原性大腸菌(O-157など)
     潜伏期間は3〜5日で、激しい腹痛と大量の新鮮血を伴
     う下痢が特徴ですが、健康な成人では軽症または無症
     状に終わる場合もあります。
     また、まれに下痢が始まってから数日から2週間以内に
     貧血や急性腎不全などの
     症状を呈する溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症する
     ことがあります。

   b.ウェルシュ菌
     潜伏時間は約6〜18時間で、ほとんどが12時間以内に
     発症します。
     腹痛、下痢が主症状で、特に下腹部がはることが多い
     一方で、嘔吐や発熱は少なく、
     症状としては比較的軽く1日〜2日で回復します。

■ウイルスによるもの
 a.ノロウイルス
   潜伏時間は24〜48時間で、吐き気やおう吐・腹痛・下痢
   ・発熱(38℃以下)があります。
   通常、これら症状が1〜2日続いた後、治癒し、後遺症もあ
   りません。
   ただし、体力の弱い乳幼児、高齢者で脱水症状がひどい
   場合には、水分と栄養補給を行い、
   体力が消耗しないように注意が必要です。
   また、感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状
   の場合もあります。

 b.A型肝炎ウイルス
   急性肝炎、全身倦怠感、発熱、筋肉痛、黄疸、肝腫大、
   食思不振など。

■自然毒によるもの
  1.植物性自然毒
   a.毒キノコ
     ツキヨタケ:徴候は30分〜3時間後にあらわれ、
           嘔吐、下痢、腹痛などの症状
     カキシメジ:徴候は30分〜3時間後にあらわれ、
           嘔吐、下痢、腹痛などの症状
     クサウラベニタケ:徴候は30分〜3時間後に現れ、
           嘔吐、下痢、腹痛などの症状
     ニガクリタケ:徴候は30分〜3時間後にあらわれ、
           嘔吐、下痢、けいれんなどで死亡すること
           もある
     ドクツルタケ・シロタマゴテングタケ:徴候は6時間
           以上(通常10時間)であらわれ、嘔吐、
           腹痛、下痢、肝臓腎臓の機能障害を起こし
           死亡することもあり、特に注意が必要。
     
   b.ジャガイモの
     嘔吐、下痢、呼吸困難

   c.チョウセンアサガオ、エンゼルトランペット、
    トリカブト、ヤマゴボウ、バイケイソウ

     大量摂取で呼吸停止

   d.青梅、アンズなどの種子
     体内呼吸を止め死に至る

   e.カビ
     急性毒性:急性の脳炎症状、急死する場合もある。
     慢性毒性:経口発ガン性(肝ガン)

  2.動物性自然毒
   a.フグ毒
     くちびるや手の感覚麻痺、運動神経麻痺、呼吸麻痺
     などです。
     潜伏期間は1時間以内と短く、発症後死に至るまで
     8時間以内と症状は速いです。

   b.貝毒
     麻酔性貝毒
      食後30分で口唇、舌、顔面のシビレ、手足にも
      広がる。
      軽症の場合は、24〜48時間で回復しますが、
      重症の場合は、運動障害、頭痛、嘔吐、言語障害、
      流涎等の症状が現れる。
      麻痺が進行すると呼吸困難で死亡することがある。

     下痢性貝毒
      激しい下痢が主な症状で、吐き気、嘔吐、腹痛を伴う
      こともある。死亡例なし。

     神経性毒貝
      食後数時間して、飲み物飲んだときに口内にヒリヒリ
      感がある。やがて顔、のど、身体全体に広がり、
      酔った状態になる。瞳孔散大、運動失調、下痢
      の症状が現れる。2から3日で回復。

     記憶喪失性貝毒
      主症状は胃腸、神経症状である。
      1987年11〜12月、カナダ東岸でムラサキガイによる
      中毒で、患者107名中死亡4名、記憶喪失12名の
      事例がある。

     アサリ毒
      食後24〜28時間で、悪寒、食欲、不痛、倦怠感、
      悪心、嘔吐、便秘等があり、
      皮下出血班が必ず見られる。
      2〜3日後に、口、歯茎、鼻等の粘膜に出血、口臭
      が特徴、黄疸も見られる。
      重傷の場合は、神経錯乱を起こし1週間以内に死亡
      する。

■化学毒によるもの
 a.農薬など
   嘔吐や腹痛、下痢が起き、ときにはめまいやショック症状
   もともないます。
   死亡する危険性も高く注意が必要です。

 b.ヒ素・銅・鉛・錫など
   嘔吐や腹痛、下痢が起き、ときにはめまいやショック症状
   もともないます。
   死亡する危険性も高く注意が必要です。


posted by 鯉丸 at 05:23 | 食中毒の症状

食中毒とわかったときの対処法

■早めの受診!
  食中毒は、場合によっては死に至ることもあるため、軽視
  は絶対に禁物です。

  症状が重くなる前に早めに医療機関へ行くように心が
  けましょう。
  尚、受診する際、原因と思われる食品やおう吐物、便
  などをビニール袋などに入れて持参すると、診断の際
  の重要な手がかりになります。

■ご家庭では…
  食中毒を起こして、下痢やおう吐を繰り返した身体
  は、水分が不足し、脱水症状を起こしやすい状態に
  あります。

  看病される方は、水分補給と適当な塩分、糖分など
  の補給に気を配ってあげて下さい。
  スポーツドリンクなどを上手に活用するのも一つの
  方法です。

  また、おう吐がある場合は、窒息しないよう、吐き
  やすい体位をとるように注意してあげましょう。

  尚、下痢止め薬は場合によっては深刻な症状を引き
  起こすこともあり、危険です。
  まずは医療機関を受診し、指示をあおぎましょう。

  更に、二次感染を防ぐ為に、ゴム手袋等を使用して
  汚物の処理をしましょう。
  ドアノブや水道の取ってなど、アルコールで消毒しましょう。
  患者と混浴は避け、最後に入浴するように留意しましょう。
  患者と同じタオルや器を使用しないようにしましょう。
  洗濯物も患者と別々にしましょう。


posted by 鯉丸 at 23:05 | 食中毒とわかったときの対処法

食中毒の予防で気をつけること

・つけない、ふやさない、やっつける(食中毒予防三原則)

■細菌をつけない
 1.食品取扱者は手洗いを励行すること、又健康管理に注意
   すること。

 2.調理器具(まな板、包丁、ふきん、タワシなど)や食器の
   衛生的な管理を心がける。 (消毒、乾燥)

 3.調理に関係ない人や物、ペット類を調理場に入れない、
   持ち込まない。

 4.食品倉庫や冷蔵庫、調理場は定期的に清掃し、二次汚染
がおこらないよう工夫する。

 5.作業台や洗浄槽は毎日清掃する。

 6.床、壁、天井など施設の衛生的な管理を心がける。

 7.そ族昆虫の定期的な駆除を行う。


■細菌を増やさない
 1.新鮮な材料を使い、衛生的に調理する。

 2.生鮮材料および製品は、できるだけ5℃以下で保存し、
   調理済み食品も室温で放置しない。

 3.調理してから喫食するまでの時間が長くかからないよう
   心がける。

■細菌をやっつける
 1.加熱は75℃以上で1分間以上、中心部まで行う。

 2.調理済み食品を温めるだけなどの容易な再加熱はしない。

 3.温蔵庫での保存は65℃以上、冷蔵庫では0℃以下と
する。


■調理時
  調理を始める前にもう一度、台所を見渡してみましょう。
  下準備で台所がよごれていませんか? タオルやふきんは
  乾いて清潔なものと交換しましょう。

  そして、手を洗いましょう。

  加熱して調理する食品は十分に加熱しましょう。
  加熱を十分に行うことで、もし、食中毒菌がいたとしても
  殺すことができます。

  目安は、中心部の温度が75度Cで1分間以上加熱すること
  です。料理を途中でやめてそのまま室温に放置すると、細菌
  が食品に付いたり、増えたりします。
  途中でやめるような時は、冷蔵庫に入れましょう。
  再び調理をするときは、十分に加熱しましょう。

  電子レンジを使う場合は、電子レンジ用の容器、ふたを使い、
  調理時間に気を付け、
  熱の伝わりにくい物は、時々かき混ぜることも必要です。

■買い物
  生鮮食品は、新鮮な物の購入を心がける(期限表示など
  の確認)
  冷蔵や冷凍が必要な食品の購入は、買い物の最後にする。

■冷凍保存について
  冷蔵や冷凍が必要な食品は、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に保存
  する。
  冷蔵庫は10度以下、冷凍庫はマイナス15度以下が目安。
  冷蔵庫内では肉汁などが他の食品に付かないよう、食品ごと
  に別容器に入れる
  冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意、目安は7割程度とする。

■食事
  盛り付けは、清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器
  にする。
  食品は、室温に長く放置しない(O157は、室温でも15〜20分
  で2倍に増えます。)

■弁当
 @お弁当箱はきれいに洗って清潔なふきんできっちりふく。

 Aサラダ菜やレタスなどは、彩りがきれいだからといって生
  で使わないこと。しかも水滴をつけたまま詰めるのは最悪。

 Bきゅうりは菌糸食品といって食中毒の原因になりやすい。
  板ずりして熱湯でゆでて使うこと。火を通して使いたい。

 C冷たいおかずと熱いおかずを同居させないこと。お弁当箱
  に詰めるときは、ごはんもおかずもできるだけ急速に冷ま
してから詰めること。

 D前日のおかずを詰める時は電子レンジで 再加熱すること。

 E科理にはしょうが、わさび、マスタード、カレー粉、梅干し
  などの毒消し効果のある、香草、スパイスなどを上手に利用。

 Fお弁当箱は、できるだけ通気性のある天然素材を選ぶこと。
  仕切り類なども天然素材のものが売られているので、利用す
るとよい。

■自宅でできる予防
   食べ物は十分に洗い、加熱してから食べましょう。
   用便後や、食事前、調理をする前には手をよく消毒します。
   調理器具は、食材ごとに別にして熱湯消毒してください。

   調理した後は、できるだけ早く食べましょう。
   直後、手で食材に触れないように気をつけます。
   日ごろ食べなれない魚やキノコは口にしないほうが安心
です。
   生水は飲まないようにします。
   肉や魚を冷凍保存するときは、ラップに包み、ほかの食材に
   触れないように注意しましょう。

■食中毒を防ぐための手洗いと消毒、注意点
  時計や指輪をはずし水で濡らします。
  手洗い石鹸をつけて泡立てる。
  手のひらと甲、指の間、親指、指先、爪、手首を入念に洗う。
  ペーパータオルで拭き、アルコールを噴霧して手にすり込む。

  ※エプロンで手を拭いたり、共用タオルで拭いたり、しない。
   アルコール消毒は濡れた手のまま行わない。
   指先だけの短時間手洗いはしない。


posted by 鯉丸 at 23:05 | 食中毒の予防で気をつけること

季節による食中毒

■夏に多い食中毒
 食中毒は、ジメジメした梅雨の時季に多いと思われがちです
 が、そうではありません。
 
 6月から徐々に増えはじめ、7月から10月にかけて多く見られ、
 とくに8月に最も多く発生しています。

 夏場では腸炎ビブリオ、サルモネラ、腸管出血性大腸菌O157、
 黄色ブドウ球菌による食中毒が多発します。

 カンピロバクターによるものは6月と9月に多くみられます。
 これらの食中毒細菌は、気温が高い夏場に食品中で分裂を繰
 り返し、猛烈に増殖するため、食中毒を起こすのです。

■冬に多い食中毒
 食中毒といえば梅雨時期から初秋までが発生のピークです
 が、冬に多く発生する食中毒もあります。
 
 それが『ノロウイルス』による食中毒であり、主にカキな
 どの2枚貝に多く発生しています。
 
 今までに水や果物、刺身やサラダなどの加熱されていない
 様々な食品での食中毒が起きています。
 
 また、ウイルスに汚染された人の手を介しても感染
 (2次汚染)がおこります。
 
 人から人へ感染するケースでは、吐いた物やおむつを処理
 した手などにウイルスが付いて口に入る場合が多く見受け
 られます。
 なお、ごく少量のウィルスで感染し、人の腸内で増殖
 します。


posted by 鯉丸 at 23:05 | 季節による食中毒

過去の食中毒事件

・雪印集団食中毒事件(2000年)

 雪印集団食中毒事件は、2000年6月から7月にかけて、近畿
 地方を中心に発生した。
 雪印乳業(当時)の乳製品(主に低脂肪乳)による食中毒
 事件。本事件は、認定者数13,420名の、過去最大の食中毒
 といわれている。
 本事件が起こった原因は、大阪工場で生産された低脂肪乳
 だったが、その原料となる脱脂粉乳を生産していた北海道
 の大樹工場の生産設備で停電が発生し、病原性黄色ブドウ
 球菌が増殖して毒素が発生したことも原因と推定された。

 同社は、1955年にも八雲工場で同様な原因による集団食中
 毒事件を起こしており、事故後の再発防止対策にも不備が
 あったと推測される。
 なお、同時に大阪工場での原材料再利用の際における、
 不衛生な取り扱いも暴露された。
 また、この事件をきっかけに、再利用そのものに対する
 問題も露呈される形となってしまった。

 このため、雪印企業グループ各社の全生産工場の操業が
 全面的に停止する事態にもなり、スーパーなど小売店から
 の雪印企業グループ商品が全品撤去されたりブランド
 イメージも急激に低下した。


・森永ヒ素ミルク中毒事件(1955年)

 森永ヒ素ミルク中毒事件とは、1955年6月頃から主に
 西日本を中心としてヒ素の混入した粉ミルクを飲用した
 乳幼児に多数の死者、中毒患者を出した食中毒の事件の
 こと。
 森永乳業徳島工場が製造した缶入り粉ミルク(代用乳)
 「森永ドライミルク」の添加物・第二燐酸ソーダ中に不純物
 としてヒ素が含まれており、これを飲んだ1万数千名もの乳児
 がヒ素中毒になり、死亡者も出た。

 1955年当初は奇病扱いされたが、岡山大学医学部で森永
 乳業製の粉ミルクが原因であることを突き止めた。
 実際には森永乳業が1953年頃(昭和28年)から乳製品の
 溶解度を高めるために、当時は明らかではなかったにしろ、
 有毒の砒素化合物を粉ミルクに添加していた。

 森永乳業製の粉ミルクの購入には医師の処方箋が必要で
 あった。
 1955年8月24日、岡山県を通じて当時の厚生省に報告がなさ
 れ事件として発覚することとなる。

 1956年当時の厚生省の発表によると、ヒ素の摂取による中毒
 症状(神経障害、臓器障害など)が出た被害者の数は、
 12,344人で、うち死亡者130名と言われているが、当時は障害
 を隠す傾向が強かったこともあり、これ以上の患者が発生し
 たことは確実である。

 また、認められた患者についても消費者の権利が確立されて
 いない時期でもあり、満足の行く救済措置がされない患者は
 多かった。

 患者は、現在も脳性麻痺、知的発達障害、てんかん、脳波
 異常精神疾患等の重複障害に苦しみ、手足の動かない身体
 をかがめ、皿に注がれたお茶を舐めるように飲むなどの日常
 を強いら
 れている。

 また、就職差別や結婚差別を受けたり、施設に封じ込められ
 たりした被害者や、ミルクを飲ませた自責の念で、今なお
 精神的に苦しんでいる被害者の親らも多い。


・カネミ油症事件(1968年)

 カネミ油症事件とは、1968年に、PCBなどが混入した食用油
 を摂取した人々に障害等が発生した、主として福岡県を中心
 とした西日本一帯の健康被害事件。

 カネミ倉庫で作られた食用油(こめ油)に熱媒体として使用
 されていたPCB(ポリ塩化ビフェニル)が混入し、それを
 摂取した人々に、肌の異常、頭痛、肝機能障害などを引き
 起こした。

 また、妊娠中に油を摂取した患者からは、皮膚に色素が沈着
 した状態の赤ちゃんが生まれた。母乳を通じて皮膚が黒く
 なったケースもある。
 この「黒い赤ちゃん」は全国に衝撃を与え、事件の象徴
 となった。

 2002年に厚生労働大臣が、「カネミ油症の原因物質はPCB
 よりもダイオキシン類の一種であるPCDF
 (ポリ塩化ジベンゾフラン)の可能性が強い」と認めた。
 現在、原因物質はPCDF及びCo-PCBであると確定しており、
 発症因子としての役割は前者が85%、後者が15%とされてい
 る。


・熊本県のボツリヌス菌集団食中毒(1984年)

 1984年、熊本県で製造された真空パックの辛子蓮根を
 食べた36人(1都12県)がボツリヌス菌(A形)に感染し、
 内11名が死亡した。原料のレンコンを加工する際に滅菌処理
 を怠り、なおかつ真空パックし常温で保管流通させたために、
 土の中に繁殖する嫌気性のボツリヌス菌がパック内で繁殖
 したことが判明した。


・大阪府堺市のO157集団食中毒(1996年)

 大阪府堺市の市立小学校などで1996年7月に発生。
 半年間で病原性大腸菌O157に9000人以上が感染し、
 小学生3人が死亡した。
 当時の菅直人厚相が「学校給食に使われた特定業者の
 カイワレ大根が原因食材の可能性が最も高い」などと発表し、
 全国的にカイワレの出荷量が激減した。
 原因は特定されないままとなっている。


posted by 鯉丸 at 23:05 | 過去の食中毒事件

海外旅行での注意

・生水は飲まない

 生水を口にしないのは常識ですが、要注意なのはジュース。
 生水を凍らせた氷が入っていることがあります。
 飲料水は自分で用意したものを飲むのが原則。
 また、歯磨きやうがいの時も油断は禁物。
 口に入れるもの全てに気を配る必要があります。


・食事は…

 まずは衛生的に信用できる店を選びましょう。
 いずれにしても加熱調理されたものを、熱いうちに食べる
 ことが基本です。
 生ものは 魚介類野菜のみならず、くだものも要注意。


・健康管理は万全に!

 疲れがたまると抵抗力もぐんと下がり、食中毒にかかり
 やすい状態になります。
 余裕を持ったスケジュール で体調管理は万全に!疲れは
 万病の素です。


posted by 鯉丸 at 23:05 | 海外旅行での注意

食中毒の情報

wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9F%E4%B8%AD%E6%AF%92
ちば県民保険予防財団
http://www.kenko-chiba.or.jp/06Topix/01syokutyuu/00syoku_top.html
知ろう!防ごう!食中毒
http://www.n-shokuei.jp/hyoshi4/koumoku6/mokuji.html
家庭での食中毒予防のための6つのポイント
http://www.pref.gunma.jp/hpm/shokuhinka/00024.html
食中毒から身を守るには
http://www.maff.go.jp/syohi_anzen/foodpoisoning/index.html
子供の病気と予防『食中毒』
http://www.kusuriyasan.org/kodomonobyouki/syokucyuudoku.htm
呉市保健所(つけない、ふやさない、やっつける(食中毒予防三原則))
http://www.city.kure.hiroshima.jp/~sukoyaka/syokuhin/syokutyudoku1.html
posted by 鯉丸 at 23:05 | 食中毒の情報
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